マンション売却の注意点

マンション売却の注意点① 

マンションは豊富な取引事例や売り出し物件があるため、比較的売却が容易です。
戸建住宅のように隣地との境界確認書の取り交わしが問題となることも少なく、早期高値売却を狙うことができます。
マンション売却時の注意点は3点です。

1点目は修繕積立金および管理費の滞納者数と金額です。
民度が低い(正確には民度が低い所有者がいるまたは多い)マンションの場合、滞納者も滞納額も多くなる傾向があります。
このような物件は非常に売却が難しくなります。
たとえ販売価格が安くても、非常に敬遠されます。
当たり前ですが、払うべきものが払われていないマンションは誰もが嫌がるのです。
いわずもがな、そのようなマンションは良好なコンディションが維持されていない、または今後維持できない可能性が高いのです。
マンションは管理を買え!と言われる所以です。
このように滞納者や滞納額が多い場合はどうすればいいのでしょうか?
まずは管理会社に状況を確認しましょう。
状況が確認でき、滞納者が複数いたり、滞納額が多額の場合はすぐに管理組合の理事長に直接話ましょう。
さらには管理組合の総会や理事会にも出席し、早期解消を図りましょう。
悠長なことは言ってられないのです。
滞納者と滞納額はあなただけの問題ではなく、ほかの所有者の問題でもあり、解消しない限りは資産価値を大きく損ねます。
当事者意識が希薄なことがマンションの特徴なのですが、誰かが強烈な牽引役を担わなければ滞納はなくならないのです。
躊躇なく実行しましょう。

マンション売却の注意②

2点目は修繕積立金の積立不足です。
マンションの場合、概ね13年ごとに大規模修繕を行いますが、直近に実施予定の大規模修繕工事の予算が不足している場合が多々あります。
これも非常に危険な状態です。
不足分はどうするのでしょうか。
一般的には一時金という形で不足分を各所有者から徴収しますが、数十万円単位となるため、滞納者も発生します。
このような状態の発生を防ぐためにも、常日頃から総会や理事会に出席したり、理事会の報告書を細部まで読むなどし、あなたのマンションの正確な状況を把握しましょう。
比較的築年数が新しい分譲マンションであれば、所有者と居住者が同じなので協力的ですが、賃貸用の物件や築古分譲マンションの場合は所有者と居住者が異なり、多額の一時金の負担に協力的でない場合もあるので要注意です。
修繕積立金の積立不足が深刻な場合は理事会および管理会社に問題提起し、速やかに対策を講じましょう。

マンション売却の注意③

3点目は、売却価格です。
上記2点の問題がなければ、唯一といっていいほどのポイントです。
それはあなたのエリアでの間取や広さの需給バランスです。
例えばファミリー需要が多いエリアで1Rマンションが多く、ファミリータイプの広いマンションが少なければ、あなたの広いマンションは相場以上の高値で売却できる可能性が高いです。
逆に単身者需要が多いエリアであれば、あなたの広いマンションは高値で売却する可能性は低くなります。
不動産会社から査定を受ける際には需給バランスをしっかり確認しましょう。
また、あなた自身でもある程度調べれば安心して売却活動を任せることができます。

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tomita